- 確保
- 育成
人材確保・人材定着に不安を抱える企業の支援事例
建設業界特有の課題へのサポート
会社概要
業種 | 建設業 |
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従業員数 | 30人未満 |
事業内容 | 【建築一式工事業】 ・マンションなどのコンクリート造の建物や、木造、鉄骨造、公共施設など新築現場の施工管理 ・赤外線カメラを使った外壁調査やドローンによる建物点検の実施 |
相談内容・課題
・施工管理士を募集するが反応がない(以前は有料媒体・ハローワーク等でも募集したが反応なし)
・現場社員の勤怠管理について、自己申告制をとっているが、遅刻・中抜け・休憩時間等の管理ができず残業時間ばかり増加している。また、人材不足は認識しているが採用担当者と現場とのギャップがあり、採用・育成・評価について滞っている
▼課題解決のために…
センターでの支援・対応
・人材を募集していることを求職者に知らせなければ応募が来ないため、福岡県が実施する複数の無料機関を案内し、説明して活用を促した。また、合同会社説明会や各種交流会などの参加についても随時情報提供を行った
・人材不足や育成の必要性について、求職者の現状を採用担当者と現場管理者とで共有するように働きかけた
・業務内容のマニュアル化を推進し、指導者が変わっても均一的な教育が行えるようにしたことで教育業務を評価対象にできるようにした
・業務の可視化と役割についても外部からの気付きを促すため、セルフ・キャリアドック(※1)の利用案内を行った
(※1)セルフ・キャリアドック…企業がその人材育成ビジョン・方針に基づき、キャリアコンサルティング面談と多様なキャリア研修などを組み合わせて、体系的・定期的に従業員の支援を実施し、従業員の主体的なキャリア形成を促進・支援する総合的な取組み、また、そのための企業内の「仕組み」のことをいう。効果的なタイミングでキャリアコンサルティングを受ける機会を従業員に提供することにより、従業員の職場定着や働く意義の再認識を促すといった効果が期待されるほか、企業にとっても人材育成上の課題や従業員のキャリアに対する意識の把握、ひいては生産性向上につながるといった効果が期待される。
【引用元:企業・学校等においてキャリア形成支援に取り組みたい方へ(厚生労働省HP)】
▼支援を受けたところ…
成果・支援を受けた企業の所感
・現場社員マニュアルを作成し、社員の評価基準を盛り込んだ。社員の半数がセルフ・キャリアドックを受けることで会社の課題(人材不足・育成の必要性など)が共有でき、協力体制が整いつつある
・紹介された合同会社説明会に現場管理者と共に参加し、求職者へと自社の魅力を伝えることができた
・上長が現場から離れ、各現場での作業だけでなく状況把握に専念するようになったことで働き方改革への取り組みが進んでいる